目次
📘【第3章】制度を知ろう!──知識が未来を守る
⑤ NISA(ニーサ)ってなに?
◼ まずはこう思っても大丈夫
「なんかお得って聞くけど、よくわからない」
「つみたてNISAとか新NISAとか…いっぱいあって混乱する」
→ はい、それで正解です!今は制度が新しくなったばかりで、多くの人がよくわかってない状態なんです。
◼ NISAの本質は「税金がかからない枠」
通常、投資で利益が出ると、その利益に約20%の税金がかかります。
例:
10万円の利益が出た → 税金で約2万円引かれて、手元に残るのは約8万円
でもNISAなら──
その利益に、税金がかからない!
これがNISA最大のメリットです。
◼ 新NISA(2024年から)はさらに強力!
ポイントは3つ:
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年間360万円まで非課税で投資できる
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合計1,800万円まで使える“生涯非課税枠”
-
投資期間の制限がなくなり、ずっと持っていられる
つまり……
若いうちに始めれば、何十年も“税金ゼロ”で資産が増やせる!
◼ 2つの“投資の箱”がある
新NISAは、2階建て構造と呼ばれることもあります:
枠の種類 | 内容 | 主な対象 |
---|---|---|
つみたて投資枠 | 毎月コツコツ積み立てる投資信託 | 初心者・安定型 |
成長投資枠 | まとめて投資できるファンドや個別株 | 余裕ある人向け |
この両方を組み合わせて、将来に備えていくのが王道です。
⑥ iDeCo(イデコ)ってなに?
◼ 読み方すら怪しい…それでOK!
「確定拠出年金ってなに」
「名前が固すぎて、もうむり」
→ うん、最初はみんなそう思います。だからこそ、“何ができる制度か”だけまず覚えてください。
◼ iDeCoは“自分でつくる年金”
将来、もらえる年金だけじゃ不安。
じゃあ、自分で年金を積み立てよう──それがiDeCoの考え方です。
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毎月少しずつお金を積み立てて
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自分で選んだ投資商品(投資信託など)で運用して
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60歳になったら受け取れる(年金 or 一時金)
◼ iDeCoは節税の王様!
iDeCoの最大の魅力はここです:
掛け金が、全額所得控除になる!
つまり、税金が安くなります。
例:
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年収350万円の人が、iDeCoで月1万円積み立てると
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年間12万円の所得控除 → 所得税+住民税が 約1.8〜2.4万円安くなる!
投資で資産を増やしながら、節税もできるというダブルの恩恵。
◼ ただし、60歳まで引き出せない
ここは注意ポイントです。
iDeCoはあくまで“老後のため”の制度。
急にお金が必要になっても、途中で引き出すことはできません。
💡 ここで伝えたい「やさしい真実」
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NISA=利益が非課税になる、お得な投資枠
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iDeCo=自分でつくる年金+節税ができる制度
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若いうちに始めれば、数十万円〜数百万円の差になる可能性も!
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